ダラダラ手汗どうしたらいい?手汗対策と予防のまとめ

本やノートが汗で濡れてしまう、恥ずかしくて人と手を繋げない、ペンがすべって文字が書きづらい等々、ひどい手汗は日常生活をまともに送れないほど深刻ですよね。

 

ここでは、そんな厄介な手汗の悩みを解消するために、手汗の原因と予防法、そして手汗を改善するための対策や治療法をまとめて紹介したいと思います。

 

わずらわしい手汗にこれ以上悩まされないためにも、ぜひこれらの情報を活用してみてください。

 

 

ひどい手汗……なぜ私だけ?

 

「手汗」は、悩んでいる本人にとっては非常に大きなストレスです。

 

手汗のせいで人間関係に消極的になってしまったり、悩み過ぎてうつ状態になってしまう人もいるほど。

 

「他の人は平気なのに、なぜ自分だけこんなに手汗に悩まされなくてはいけないんだろう?」

 

そう思って自分の体質を嘆いている人もいるのではないでしょうか。


手汗は本人にとっては「恥ずかしい」という意識があるため、家族や友達にもなかなか打ち明けられず、悩みをさらに深くしてしまいがちです。

 

何とかしようと焦れば焦るほどますます汗が噴き出し、どうしたらいいのか途方に暮れている人も多いですよね。

もしかして病気?手汗が出る原因

まずは、なぜこんなに手汗が出るのか、その原因から探っていきましょう。

 

誰でも緊張したり怖い思いをした時に手にじっとり汗をかくことはあり、それ自体は体の自然な反応と言えます。

 

でも、リラックスしている時でも手のひらにあまりにひどく汗をかく場合は、もしかしたら「手掌(しゅしょう)多汗症」という病気かもしれません。

手掌多汗症とは?

「手掌多汗症」とは、いわゆる多汗症の一種で、手のひらに集中的に大量の汗をかく症状を言います。

 

緊張や不安などのストレスを感じたときに出る症状ですが、ひどい場合はストレスとは関係なく発症することも。

 

手のひらからダラダラと滴るほどの発汗があり、気温が高くなる季節はさらに症状が悪化する傾向にあります。

 

生活のなかでは何をするにも手を使うため、日常のあらゆる場面にさまざまな支障をきたします。

手掌多汗症の原因

手掌多汗症になる原因は、まだはっきりと解明されていません。でも、大量の汗をかくのは、自律神経のひとつである「交感神経」が必要以上に活発になっている証拠です。

 

「交感神経」とは心身の緊張をつかさどる神経。自律神経のバランスが崩れて交感神経が極端に優位になることで汗をかくエクリン腺が刺激され、大量の汗を分泌しているのです。

 

ただし、手掌多汗症はそれほど緊張や精神的ストレスがなくても汗をかきやすいという特徴があり、なおのこと辛い症状だと言えます。

手掌多汗症の手汗のレベルは3段階に分けられる

手掌多汗症は汗の出る量によって下記のように3段階のレベルに分けられています。

 

自分がどれに該当するかチェックしてみましょう。

 

  • レベル1:手が湿っている程度。汗ばんでいることが分かる状態
  • レベル2:手に水滴ができる。はっきり濡れている状態
  • レベル3:手に大量の水滴が溜まり、汗がしたたり落ちるほどの発汗

レベル1のケースの場合、タオルでこまめに汗を拭きとることで対応が可能なことが多いです。

 

レベル2になると、机やキーボードが濡れてしまう、紙が濡れてシワになるケースもあります。日常生活で不便さを感じる場合は、市販の手汗止めクリームやパウダーを使う、ミョウバン水を作る、または病院を受診するとよいでしょう。

 

レベル3のケースは、病院での受診をおすすめします。後述しますが、神経を遮断し汗を止める薬や手術方法があります。

 

手汗対策まとめ@自分で手汗を止める方法

自律神経を整える

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経から成り立っています。

 

「交感神経」は、活動している時、緊張している時に優位になり、上で説明したように発汗をうながすのはこの交感神経の役目。

 

一方、「副交感神経」は休息中などのリラックスしている時に優位になります。

 

健康な人はこの2つの神経がうまく切り替わり、鼓動や呼吸、発汗などを状況に合わせてコントロールしています。

 

ところが、何らかの理由により自律神経のバランスが乱れると、多汗をはじめ動悸や息苦しさなど様々な症状が現れてくるのです。

 

つまり、手掌多汗症の人は自律神経が乱れている可能性が高く、まずは自律神経を整えることが手汗改善への第一歩となります。

 

では、自律神経を整える方法を見ていきましょう。

生活習慣を見直す

寝不足や運動不足、不規則な生活習慣は、自律神経を狂わせる元。

 

夜は睡眠をたっぷりとり、日中は元気に活動するという規則正しい生活を送ることで、交感神経と副交感神経のバランスが整います。

 

日ごろから次のようなことに気を付けて生活するよう心掛けましょう。

  • 夜遅くまでパソコンやスマホの画面を見ない
  • 入浴はシャワーよりもぬるめの湯船にゆったりと浸かる
  • 日中に適度な運動をする(ウォーキングなどの軽い運動が吉)
  • 睡眠は6〜7時間は確保する

食事内容を見直す

刺激の強い料理や油の多い食事は交感神経を刺激するため、発汗を促してしまいます。

 

あまり辛過ぎたり酸っぱ過ぎる料理は避け、さらに揚げ物や脂肪分の多いものを食べ過ぎないようにしましょう。

 

また、大豆製品に含まれるイソフラボンは発汗を抑える作用があると言われています。

 

大豆は良質なたんぱく質で健康にも良いので、日頃から積極的に食べるのがおすすめです。

ストレスを解消する

ストレスをうまく発散できずに抱え込んでしまうと、リラックスする暇がなく交感神経が刺激され続け、心身にダメージを与えてしまいます。

 

好きな音楽を聴く、好きな料理を食べる、趣味に没頭するなど、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

手汗のことばかり考えない

「また手汗をたくさんかいてしまうのではないか…」と必要以上に不安や恐怖を感じることで緊張感やストレスを生み、症状をさらに悪化させてしまいます。
あまり手汗にとらわれ過ぎないようにしましょう。

手汗に効くツボを押す

自分で手汗を止める方法の1つに、手汗を抑えるツボもあります。

  • 労宮(ろうきゅう)……手をグーに握った時に中指の指先が当たるのが「労宮」。交感神経を鎮める効果があります。
  • 合谷(ごうごく)……親指と人差し指の付け根にある窪みが「合谷」。代謝異常に効果があります。
  • 復溜(ふくりゅう)‥‥‥足の内側のくるぶしに、手の指を3本横向きに当てたちょうど上あたりが「復溜(ふくりゅう)」。体内の水分調整の効果があります。

病院での手汗の治療法

手汗の治療法には、以下の3つがあります。

  1. 薬物療法
  2. イオントフォレーシス
  3. 手術(胸腔鏡下交感神経節遮断術)

では、それぞれの特徴を見ていきます。

1:薬物療法

薬物療法には、「内服薬治療」、「ボトックス注射(ボツリヌス毒素局所注射)」、「塩化アルミニウム外用制汗剤」などがあります。

 

内服薬治療(神経遮断薬)

発汗を促進するアセチルコリン(神経伝達物質)の分泌を抑える薬を内服します。それによって汗の量を減らす治療法。ただし、人によって喉の渇き、かすみ目、便秘、排尿障害などの副作用があるので注意が必要です。

 

ボトックス注射(ボツリヌス毒素局所注射)

ボツリヌス毒素を汗の出る場所に直接注射して、アセチルコリンの分泌を妨げます。効果は高く持続期間も約半年と長いのがメリットですが、日本では保険が適用されないため治療費が高額になります。また、注射はかなりの痛みを伴うため、痛みに弱い人には向かないかもしれません。

 

さらに、なかには手に痺れが残るケースもあるので、信頼できる病院を選ぶことが重要です。

塩化アルミニウム外用制汗剤

塩化アルミニウムの水溶液を汗を止めたい場所に塗ります。汗腺をふさぐため発汗をある程度抑えることが可能。寝る前に塗布します。

 

比較的、症状の軽い人向けです。手軽なのでまずは治療の第一段階として最初に試してみると良いかもしれません。

 

副作用は、人にとってかゆみ・かぶれ・熱感などが現われることがあるので注意してください。

2:イオントフォレーシス

水の入った専用機器に微弱な電流を流し、汗の気になる箇所(手のひら)を20分ほど浸します。電流の作用で発汗を抑えるという方法です。

 

即効性はなく週に2回程度通う必要があり、治療期間はおよそ半年〜1年間。

 

簡単な治療で高い効果が期待できるのがメリット。しかし、電流が強過ぎると痛みや軽い火傷の症状が出ることもあります。

3:手術(胸腔鏡下交感神経節遮断術)

胸部交感神経を切断する手術。手汗は手術直後からほぼ完全に止まり、手汗の悩みから解放されます。

 

ただし、「代償性発汗」と呼ばれる副作用が起こりやすく、手汗の代わりに別の箇所(背中・おなか・胸・おしりなど)の汗が増えることがあります。

 

汗の出る場所によっては、新たな悩みの種になる可能性もあるため、手術前に医師とよく相談しましょう。

 

手汗用コスメを利用してみるのも手

手汗を抑えるための専用コスメを利用すれば、手軽に汗を抑えられる上に出先でも使うことができて、とても便利です。

 

ここでは代表的な3商品を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

ファリネ

ダラダラ手汗どうしたらいい?手汗対策と予防のまとめ

手のひら専用のパウダータイプコスメ。「今すぐ手汗を何とかしたい!」という時にひと塗りすると、すぐに手のひらがサラサラになります。即効性があるので、いざという時に頼れるのはありがたいところ。外出用のバッグにいつも忍ばせておくと良いですね。 ファリネの口コミ>>

 

デトランスα(手足用)

夜寝る前の手のひらにひと塗り。完全に乾かしてから布団に入り、翌朝に濡れタオルで拭くだけ。一日中、手のひらの汗を防ぎます。使い続けることでさらに効果が増し、2日〜3日に1回の使用で汗を抑えられるようになったという口コミも多数。デトランスα手汗用の口コミ>>

 

テサラン

クリームタイプの制汗剤で、男性でも気軽に持ち運びできるシンプルなパッケージが特徴です。「肌にやさしい」をコンセプトに作られた安心コスメ。テサランの口コミ>>

 

手汗対策グッズを比較したい方はこちらから→

 

手汗対策まとめ

深刻な手汗の悩み。でも、今は汗を抑えるためのさまざまな対策があり、自分に合った方法を選べます。ここで紹介した対策法を参考にして手汗の悩みを解消し、サラサラ快適な日々を手に入れましょう!