塩化アルミニウムの手汗撃退効果と使い方

塩化アルミニウムは、汗腺を塞いで汗を出ないようにするため、手汗に効果的です。

 

市販品を買ってもよし、自己責任で手作り塩化アルミニウム液を作ってもよし。

 

ただし、副作用もありますので、注意しながら使ってくださいね。

 

この記事では、塩化アルミニウムの効果や、市販品のご紹介、作り方の解説から副作用まで塩化アルミニウムの手汗対策のすべてをまとめました。

 

塩化アルミニウムの手汗効果が高い理由

塩化アルミニウムといえば、病院の多汗症の治療に使われるほど高い効果があります。

 

そのメカニズムは、塩化アルミニウムの性質。

 

塩化アルミニウムは、水と結合して結晶を作る働きがあります。

 

つまり、塩化アルミニウムを皮膚に塗ると、汗が出てくる汗腺の中で汗と塩化アルミニウムが結合して結晶を作り、毛穴を塞ぐのです。

 

だから、毛穴が結晶で詰まり汗がでなくなります。

 

効果の持続時間は24時間以上と非常に長く、毎日使うことで段々と汗が出にくい体質に変わり、最終的には週に1度つけるだけでよい、という人もいます。

 

ちなみに、日本皮膚科学会の多汗症診療ガイドラインでも、塩化アルミニウムを塗ることが治療の第一選択である、と述べられています。

 

塩化アルミニウムは、皮膚科の最前線で使われている多汗症の治療薬なのです。

 

すぐ買える、市販の塩化アルミニウム2選

塩化アルミニウムが皮膚科で処方されるとわかっていても、わざわざ病院に行くのは面倒です、という方のために、市販品の塩化アルミニウム配合制汗剤をご紹介します。

 

塩化アルミニウムが配合されている制汗剤は、少なくありませんがどれも配合割合が低く効果があまり出ないので、配合割合が高い2つをピックアップしました。

 

オドレミン

オドレミンは、日報薬品工業株式会社という会社が販売している制汗剤です。

 

制汗剤といっても、ビンに液体が入っている化粧水のような外観です。

 

オドレミンには、塩化アルミニウムが13%配合されています。オドレミンのメリットは、高濃度で配合されているので効果が出やすい点です。

 

通常の市販制汗剤には5%前後しか配合されていないことが多く、効果がわかりづらいですがオドレミンは13%配合されているので、高い効果が期待できます。

 

デメリットは、液体タイプなので使い勝手が悪く、こぼしたり塗る手が荒れたりする可能性がある点です。

 

外観は、大昔の男性が使っていたトニックのようなデザインなのがネック。

 

テノール液

テノール液は、かわいらしいゾウさんのマスコットで有名な大手製薬会佐藤製薬が販売している制汗剤です。

 

テノール液のメリットは、ロールタイプで手を汚さずに塗ることができること。

 

オドレミンは液体タイプなので、ちょっと塗るのが大変ですが、テノール液はさっとひと塗りで完了です。

 

外観も、シンプルでおしゃれなデザインなので人に見られても恥ずかしくありません。

 

しかし、テノール液の塩化アルミニウム配合濃度は3.9%と、オドレミンと比べるとかなり低いので、効果が実感できない場合もあります。

 

市販の塩化アルミニウムの正しい使い方

それでは、比較的効果がでやすいオドレミンの使い方をご紹介します。

 

塗るタイミングは、「お風呂に入って寝る直前」です。

 

まず、瓶をよくふって、気になる部分に指ですりこみます。手であれば2,3滴です。

 

その後、十分に乾燥させておいてください。

 

これだけでオッケーです。

 

毎日使うことで、徐々に手汗がでにくくなりますので、手汗の出方を見ながら使う頻度を調節しましょう。

 

出かける前に塗る必要がないので、朝の支度時間が延びることはありません。

 

自分でも作れます。塩化アルミニウム液の作り方

塩化アルミニウムを通販で購入するのが面倒、もしくは高濃度の塩化アルミニウム液が欲しい場合は自作することもできます。

用意するもの

塩化アルミニウム(V)六水和物…ネットだとモノタロウの通販で販売されています。

 

町の調剤薬局でも販売されていることがありますので、電話で問い合わせてみるとよいでしょう。

 

精製水…Amazonやドラッグストアで入手可能です。

 

密閉できる容器

作り方

作り方は、塩化アルミニウムと精製水を混ぜるだけですが、作りたい濃度によってそれぞれの分量が変わってきます。

 

例えば、濃度20%の塩化アルミニウムを100g作りたい場合は、塩化アルミニウム20g、精製水を80g入れて混ぜればオッケーです。

 

濃度30%にしたければ、塩化アルミニウム30g、精製水70gです。

 

ちなみに、海外製の強力な塩化アルミニウム制汗剤の濃度は25%で、皮膚科で処方されるものでも35%が上限です。

 

皮膚への刺激や安全性を考えると、これを超えない濃度にとどめておいたほうが安心です。

 

手作り塩化アルミニウム制汗剤は、完全に自己責任なので、お肌の変化に注意しながら使ってくださいね。

 

使っても無駄?塩化アルミニウムの効果が出にくい人

塩化アルミニウムは、手汗対策としては抜群の効果がありますが効果が出にくいタイプの人もいます。

 

それが、「すでに海外製の塩化アルミニウム制汗剤を使っている人」や「皮膚科で多汗症の治療を受けている人」です。

 

すでに、市販品よりもはるかに高濃度の塩化アルミニウムを使っているので、市販品の低濃度塩化アルミニウム制汗剤を使っても、大きな効果は見込めません。

 

また、海外製、市販問わず処方可能な塩化アルミニウムの濃度では効果が出ないほどの重症多汗症の場合も、劇的な効果が見込めません。

 

その場合は、皮膚科などでの外科的治療も視野に入れなければなりません。

 

とは言っても、皮膚科を受診すると最初は「塩化アルミニウム」での治療が原則ですので、重症の方もとりあえずは塩化アルミニウムを使って様子を見ることをおすすめします。

 

要注意。塩化アルミニウムの副作用と注意点

塩化アルミニウムは、手汗抑制効果が高い分、副作用もあります。

 

それが、手荒れです。

 

塩化アルミニウムは、皮膚に強い刺激を与えるので、敏感肌の場合は肌荒れが起きる場合があります。

 

皮膚科学会によると、肌荒れが起きた場合はステロイド剤を併用して炎症を抑えながら塩化アルミニウム塗布を継続することになっていますが、市販薬を使っている場合は、そういう訳にはいきませんので、使用を中止するか、肌荒れがおさまってから低濃度の製品を試すなど、自分で自分の手を守ってください。

まとめ

塩化アルミニウムは、水分と結合して結晶を作る働きがあるので、汗腺を塞いで汗を出てこられないようにする強力な制汗剤です。

 

オドレミンという制汗液には、日本で市販されているものの中では比較的高濃度の塩化アルミニウムが配合されていますので、手汗対策に高い効果が期待できます。

 

市販品よりももっと高濃度の塩化アルミニウム制汗剤を使いたい場合は、手作りの塩化アルミニウム液がおすすめです。

 

ただし、塩化アルミニウムは強力すぎる故に敏感肌の人は、肌荒れを起こす可能性があります。

 

使う時は副作用に注意しながら、慎重に使用してくださいね。

 

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